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自宅で洗える!寝袋の洗濯方法|正しいケアで新品のような寝心地に

13 2月, 2026 1048
自宅で洗える!寝袋の洗濯方法|正しいケアで新品のような寝心地に

キャンプや車中泊から帰ってきた後、使った寝袋(シュラフ)をそのまま収納していませんか?
実は使用後の寝袋は、汗や皮脂、土埃など、さまざまな汚れが付着しています。
そのまま放置していると、衛生的な問題だけでなく寝袋の保温性が落ちてしまいます。

「でも寝袋って洗えるの?」「乾燥機にかけてもいいの?」などの疑問もあると思います。
そこで今回は、寝袋を洗濯したことがない初心者さんのために、寝袋の洗濯方法をお教えします。
この記事を読めば、初心者でも失敗せずに自宅でメンテナンスできます。
寝袋を洗って買ったばかりの時のような、ふわふわの寝心地を取り戻しましょう!

1.寝袋の洗濯について「よくある質問」

まずは、寝袋の洗濯についての「よくある質問」です。

・寝袋は洗った方が良いの?
・そもそも寝袋は洗濯できるの?
・乾燥機は使えるの?

順番にお答えしていきます。

1-1.寝袋は洗った方が良いの?

寝袋は洗った方が良いのでしょうか?
答えは『Yes』です。

寝袋は、長い間使用していると皮脂やほこり、水分などが付着します。
そのまま汚れを放置しておくと、保温力が低下したり、不快なにおいの原因にもなります。
また、湿気で雑菌が繁殖すると「虫食い」の原因にもなるので要注意です。

寝袋はキャンプや車中泊で使う「お布団」です。
自宅のお布団も、シーツやカバーを洗ったり、布団乾燥機にかけたりしますよね。
寝袋も同じだと考えると分かりやすいのではないでしょうか。
清潔さと保温性を保つためにも、寝袋は定期的に洗うことをおすすめします。

1-2.そもそも寝袋は洗濯できるの?

そもそも寝袋は洗濯できる物なのでしょうか?
こちらも答えは『Yes』です。
洗濯方法は使用している素材によって異なりますが、寝袋の洗濯そのものは可能です。

ここで押さえておきたいのが「洗濯の頻度」
毎日使うベッドや布団のシーツの洗濯頻度は、週に1回くらいが適切だそうです。
寝袋は毎日使うわけではないので、洗濯頻度はそこまで多くはありません。
洗う目安は、だいたい「30~50回(宿泊)に1回」くらいです。
毎週キャンプに行くような人なら、1年に1回洗濯すればいいでしょう。
頻繁にキャンプに行かないなら、ほぼ洗う必要はありません。
ただし、使用頻度にかかわらず汚れが目立ってきたり、ロフト(かさ)が減った場合は洗濯しましょう。
においが気になる時も洗濯してしまいましょう。
洗濯のし過ぎは寝袋の劣化を招きますので、これといった汚れなどがなければ控えた方が良いでしょう。

1-3.乾燥機は使えるの?

乾燥機の使用に関しては「ものによる」としか言えません。

まず、化学繊維の寝袋の場合は、乾燥機を使用すると中綿が傷んでしまう恐れがあります。

ダウン素材の寝袋は、メーカーによってそれぞれ違います。
たとえば「ナンガ」は自然乾燥を推奨しています。
「イスカ」は自然乾燥を基本とし、仕上げにのみ乾燥機を短時間使います。
「モンベル」は低温に設定した乾燥機で乾燥が可能です。
このように、一概に「ダウンは乾燥機が使える」とも言い切れないのが実情です。

乾燥機を使う前に「洗濯表示」をチェックすることをおすすめします。

※ご紹介したメーカーも、一部のモデルや素材によっては洗濯できない場合もあります。事前に必ず洗濯表示を確認してください。

2.洗う前にチェック!自分の寝袋のタイプ

洗濯する前に、自分が持っている寝袋のタイプと洗濯表示をチェックしましょう。 寝袋のタイプや洗濯表示によって、洗濯方法が変わります。

2-1.中綿の種類を確認しよう

まずは持っている寝袋の中綿が何かを確認しましょう。
寝袋には「ダウン(羽毛)」「化繊(化学繊維)」という2種類の素材があります。

ダウン素材はとてもデリケートです。
基本的には、洗濯機や脱水機の使用はお勧めしません。
メーカーによっては洗濯機使用も可能な場合もありますが、長くご愛用いただくためにも、手洗い・自然乾燥がおすすめです。

化学繊維が使用されている寝袋は比較的扱いやすく、洗濯機で洗えるものも多くなっています。
洗濯機で洗う場合は「手洗いモード」や「おしゃれ着モード」「毛布モード」などを使用しましょう。
洗濯機で洗えないものは、手洗いで丁寧に洗いましょう。

2-2.洗濯表示を確認しよう

寝袋を洗濯する際は、必ず洗濯表示を確認しましょう。

タグについている絵をチェックしてみてください。
桶に水が入っている図柄は、水洗いができる素材です。数字は液温を表しています。
桶に手の絵がついているものは「手洗い」推奨。
桶に「×」がついているものは水洗い不可のため、家庭での洗濯は禁止です。


例としてHilanderの「クライマックスローチェア用チェアカバー」の洗濯表示を見てみましょう。


30度以下の水洗いが可能で、洗濯機の標準(優しめ)モードで洗えます。
タンブル乾燥(四角の中に〇がついているマーク)に×が書かれているので、乾燥機は使えません。

洗濯表示の詳しい見方は「経済産業省・消費者庁公表資料」に詳しく書かれています。
こちらもぜひチェックしてみてください。

 

3.実践!寝袋の洗濯方法

それでは実際に、寝袋を洗ってみましょう。
今回は基本となる「手洗い(足踏み洗い)」の手順をご紹介します。

3-1.洗濯前の準備をする

洗濯する前に、寝袋のポケットなどに入っているものはすべて取り出しましょう。
ジッパーはしっかりと閉じて、面ファスナーも留めておきます。
ドローコードが閉まったままだと、ひだの部分に汚れが付着したままになるため、ドローコードもゆるめておきましょう。

また、ダウン素材の寝袋を洗濯する際は、かならず「ダウン用の洗剤」を用意しておきましょう。
ダウンは、空気の層を保つために適度な油分が必要ですが、中性洗剤を使うと油分が失われてしまいます。
油分が無くなると、保温機能が低下してしまいますので、要注意です。

3-2.洗濯水の準備をする

バスタブや大きなたらいに洗濯表示に合わせた温度のぬるま湯を張りましょう。
ダウン素材の場合は「ダウン用洗剤」を入れます。
化繊素材は「おしゃれ着洗い用の中性洗剤」でOKです。

3-3.寝袋をバスタブに沈めてやさしく押し洗いする

寝袋をぬるま湯に浸けたら、手足でやさしく「押し洗い」をします。
初心者の方は、足でやさしく踏んで洗うのがおすすめです。
空気を抜きながらゆっくりとやさしく押していきましょう。
特にダウン素材は、羽毛が折れる恐れがありますので、力を込めて押したり、こすったり、揉んだりするのはNGです。
押し洗いしていくと、だんだん汚れが浮いて水が濁ってきます。

3-4.すすぎをする

濁ったぬるま湯を抜き、再びきれいなぬるま湯を張ります。
押し洗いしながら入念にすすいで、洗剤を落としてください。
濁らなくなるまで何度か繰り返すのがポイントです。

3-5.脱水する

すすぎが終わったら、寝袋を脱水します。
ぎゅーっと押しながら水気を出すようにしましょう。
ダウンや中綿が傷んでしまうため、雑巾のように絞るのはNGです。
ある程度脱水ができたら、バスタオルに挟んで、タオルドライしましょう。

3-6.乾燥させる

ファスナーをすべて開けた状態で、数日間~1週間ほど乾燥させます。
日光による色あせや変色を防ぐために、風通しの良い日陰で干しましょう。
ベランダが広い場合は、コットの上に乗せて干すのがおすすめです。
部屋干しの場合は、エアコンの除湿機能を使って、乾きやすい環境を作りましょう。

3-7.中綿を整える

寝袋が完全に乾燥したら、全体をやさしく叩いて、ダウンや中わたの偏りを整えましょう。

4.洗濯機OKの寝袋の洗濯方法

最近では、洗濯機での丸洗いが出来る寝袋もたくさん出ています。
「ダウン素材は洗濯機が使えない」と思われている方もいるかもしれないのですが、これはメーカーによります。
たとえば「ナンガ」の寝袋は、洗濯機での丸洗いが可能です。

※一部のモデルや素材によっては洗濯できない場合もあるため、事前に必ず洗濯表示を確認してください。

洗濯機が使えると書かれている場合は、無理せず洗濯機を使いましょう!

ダウン素材の場合も化繊素材の場合も、洗濯機を使用する場合は「洗濯ネット」に入れて洗いましょう。
また「手洗いモード」や「おしゃれ着モード」、「毛布洗いモード」などの弱水流で洗います。
水温は30℃以下で、なるべく冷水またはぬるま湯を使用しましょう。

乾燥機が使える寝袋の場合は、かならず温度設定を「低温」にしてください。

5.保管にも気を遣おう

寝袋は保管方法でも寿命に差が出ます。
洗濯以外でも、簡単にできる寝袋のケア方法をご紹介します。

5-1.帰宅後に陰干しする

頻繁に洗濯する必要がない寝袋ですが、使った後「付属の収納袋に入れっぱなし」はNG。
キャンプや車中泊から帰宅した後は、一度収納袋から出して広げましょう。
寝袋を広げれば、汚れにも気づくことができます。
汚れが気になる部分は、水を染み込ませ固く絞った布などで拭き取っておきましょう。

広げた寝袋は、風通しの良い場所でファスナーを開けて陰干しします。
寝汗などで蓄積した湿気を飛ばし、カビやニオイの発生を防ぐことができます。

5-2.乾かした後すぐに圧縮袋(収納袋)に入れない

広げて乾かしたあとの寝袋は、圧縮袋(収納袋)に入れないようにしましょう。
圧縮してしまうとダウンや中綿が潰れ、ロフトが回復しにくくなります。
通気性も良くないので、場合によってはカビが発生してしまうこともあります。
長期保管する際は「メーカーが発売している保管用バッグ」を使うのがおすすめです。
ストレージバッグがない場合は、風抜けの良い大き目のメッシュバッグに入れます。
大きい洗濯ネットが、ちょうど良い代用品です。

5-3.風通しの良いところで保管する

寝袋は、直射日光の当たらない風通しの良いところで保管しましょう。
風通しの悪い高温多湿の環境で保管すると、カビが発生したり、虫に喰われるなど劣化が進んでしまう原因になってしまいます。
できるだけ湿気が少なく温度が安定している場所を選んで保管しましょう。

まとめ

寝袋はキャンプや車中泊での睡眠時の大切なパートナー。
いつまでも保温性をしっかり保つためには、洗濯をして清潔にしておくことが重要です。
洗濯の際は、中綿素材の違いや洗濯表示などをしっかり確認して、やさしく洗うようにしましょう。
また、保管方法にも気を使うことで、寝袋の寿命と保温性も維持でき、長く愛用できます。

寝袋を大事にケアして、次のキャンプで気持ちよく使えるようにしておきましょう。