天然木を使用しているテーブルやチェアが必ず直面する「色ムラ」や「木目の違い」。
せっかく届いた製品に「色ムラ」や「木目の違い」があると、気になりますよね。
でも、これこそが『本物の木材』を使用している証なのです。
今回は、天然木特有の性質について、その正体と魅力を分かりやすく解説します。
目次
1.天然木にはつきもの!「色ムラ」や「木目の違い」について
まず最初に結論から言うと、天然木製品の「色ムラ」や「木目の違い」は、木材それぞれの『個性』や『味』です。
「同じ木材なのに、どうしてそんなに色ムラや木目の違いが出るの?」と疑問に思われますよね。
「全く同じ丸太から切り出せば、同じ色や木目になりそうなのに……」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
実は全く同じ丸太であっても、「色ムラ」や「木目の違い」は出てしまうんです!一体どういうことなんでしょうか。
その疑問にお答えするべく、「色ムラ」や「木目の違い」が発生する理由について、詳しくお伝えしていきます。
2.木製家具の色ムラや木目の違いが起きるのはなぜ?
まず初めに、木は自然素材なので、完全に同じ木材はありません。
同じ樹種かつ、同じ地域で取れた木材であっても色味や木目が大きく異なることが多々あります。
まずは画像をご覧ください。こちらはブナ材を使用した、ウッドロールトップテーブルEXです。
天板には、薄い色の木材と濃い色の木材が混在していますね。天板1枚1枚の木目もよく見ると違います。
全く同じ「ブナ材」を使用しているのに、どうしてなのでしょうか?
理由についてご説明します。
2-1.木の「遺伝子」と「生育環境」の違い
木材の色ムラや木目の違いが発生する理由には、木の「遺伝子」と「生育環境」の違いがあげられます。
例えば、同じ日本人で同じ地域に暮らしている人達でも、親子でも、体形やお顔は違いますよね。
同じものを食べて育ったはずの兄弟姉妹ですら、全然違うこともよくある話です。
木も人間と同じで、それぞれに個性や違いがあります。
木にも「遺伝子」がありますし、陽の当たり方や水分量などの「生育環境」も異なります。
そのため、全く同じ樹種の木を同じように加工しても、違う色味や木目になるのです。
2-2.木材の「切り出し方」や「部位」でも表情が変わる
木を切りだすときの方向によっても、木目の表情は変わります。
丸太を上から見て端から平行に切り出すと、木材らしい模様の「板目(いため)」になります。
丸太を中心から外側に向かって放射状に切り分けると、直線的な「柾目(まさめ)」になります。
柾目は、丸太の芯を中心に切り出すため、板にできない端材が多く出てしまいます。
その分割高になってしまうため、一般的な家具で使用されているのは「板目」です。
「板目」は同じ丸太から切り出したとしても、一つとして同じ模様がありません。
これが同じ丸太でも「木目の違い」が発生する理由です。
2-3.木材の「部位」でも色味が違う
同じ丸太を切り出したとしても「部位」によって色味が違うということをご存知でしょうか?
こちらの画像をご覧ください。
丸太の中心部分が赤っぽく、木の皮に近い方が白っぽくなっています。
同じ丸太であっても、これだけの色差が発生することがお分かりいただけると思います。
仮に一枚板で作ったとしても、その中で「色ムラ」が発生してしまうのです。
3.木材の種類によっておきる色の違い
同じ木材でも、全く色味や木目が異なるのですから、樹木の種類が違えば当然色味も木目も異なります。
それではこちらの画像をご確認ください。
ウッドロールトップテーブルに使用されている「ブナ材(右側)」と「アッシュ材(左側)」です。.jpg)
どちらも「ナチュラルカラー」なのですが、微妙に色が違うのがおわかりいただけますでしょうか。
木目も全く異なりますね。
ブナ材は、きめ細かい木肌で、木目も控えめです。
色味は白っぽく、淡いピンクがかっており、やさしい印象です。
斑点のような細かい模様が入りますが、主張しすぎないのであまり気になりません。
手触りは非常に滑らかでしっとりしています。
アッシュ材は、木目が力強く、はっきり出るのが特徴。
色味はブナ材よりも黄色みが強く、より個性的。
先述の「板目」の山形模様がダイナミックに出やすくなっています。
その分、表面にわずかな凹凸を感じるようになっており、手触りもドライな質感です。
塗装した場合も、木材によって色の出方が異なります。
ブナ材の方が表面が滑らかで、塗装が乗りやすいため、塗装した色がそのまま出やすくなっています。
逆にアッシュ材は、木材の色味が出やすい傾向にあります。
そのため、同じ『ダークブラウン』なのに、アッシュ材の方が黄色っぽく見えることがあります。
▲アッシュ材のウッドロールトップテーブルの天板。右から二番目の板は、少し黄色っぽく見える。
これが同じウッドロールトップテーブルでも、木材の種類によって色が違う理由です。
今ウッドロールトップテーブルをお持ちで、ジョイントサイドテーブルの追加購入を検討されている方は、同じ木材同士を選ぶ方が色味の差も出にくいでしょう。


Hilander ジョイントサイドテーブルLIGHT
ウッドロールテーブルにキッチン機能を「ちょい足し」できるミニテーブル
アッシュ材採用のウッドロールトップテーブルLightとの相性◎
まとめ:「色ムラ」や「木目の違い」は『木材の個性』として楽しもう
天然木製品の「色ムラ」や「木目の違い」は、その木が何十年、何百年と厳しい自然の中で生きてきた証です。
人間にそれぞれ個性があるように、木にも個性があります。
一つとして同じ色味も、木目も存在しません。
あなたの手元に届いたそのテーブルは、まさに『世界に一つだけのテーブル』なのです。
「この板だけ白っぽいのは丸太の外側だったのかな?」なんて想像しながら食事を楽しんでみるのも趣がありますよ。
ぜひ、天然木ならではの違いを楽しんでくださいね。
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