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キャンプベッドとは?種類や初心者向けの選び方を分かりやすく解説

20 1月, 2026 1248
キャンプベッドとは?種類や初心者向けの選び方を分かりやすく解説

キャンプにおいて、睡眠は意外と重要。
特に寝室の寝心地は、翌日の体調や楽しさを左右する大事なポイントです。
せっかく景色や食事を楽しんでも、夜間に地面の硬さや冷えが気になってよく眠れなければ、朝から疲れを引きずってしまいます。
そんな不満を解消してくれるアイテムが、地面から体を離して眠れる「キャンプベッド」です。
キャンプベッドは、コットやエアーベッド、リクライニングベッドなど種類もさまざま。
「マットと何が違うのか」「初心者はどれを選べばいいのか」と迷う人も多いでしょう。

当記事では、キャンプベッドの基本、種類ごとの特徴、初心者がチェックしたい選び方のポイントをお伝えします。
また、普段使いする際の注意点についてもご紹介いたします。

1. キャンプベッドとは

キャンプベッドとは、アウトドアで快適に眠るための簡易ベッドのことです。
キャンプでの必須アイテムではありませんが、寝心地も良く、睡眠環境を整えたい方にとっては重要なアイテムです。
地面から身体が離れるため、地面の凹凸や冷気が軽減され、テント泊でも自宅に近い寝心地を得ることが出来ます。
折りたたみ式フレームに布地を張ったコットタイプが主流で、持ち運びやすさと設営のしやすさが特徴です。

コットには脚が低いローコットと、腰掛けにも使いやすいハイコットがあります。
また、耐荷重や収納サイズも商品によって異なります。
ソロキャンプから、家族での連泊キャンプまで幅広く活用でき、睡眠の質や翌日のパフォーマンスを左右するキャンプギアです。

1-1.キャンプマットとの違い

キャンプベッドとキャンプマットの大きな違いは、「地面との距離」と「構造」になります。
キャンプベッドは脚付きの簡易ベッド構造なのでで、身体が地面から浮き、自宅のベッドに近い形になります。
地面の凹凸や小石の影響を受けにくく、冷気や湿気も直接伝わりにくくなります。

キャンプマットは地面に直接敷いて使うものになります。
ウレタンフォーム(スポンジ)が入っている自動膨張式や、エアーマット、クローズドセルマットなどの種類があります。

わかりやすく例えるなら、キャンプベッドとマットの違いは「ベッド」と「敷布団・ベッドマットレス」のようなものです。

就寝環境を自宅のベッドに近づけたい場合はキャンプベッド(コット)が適しています。
敷布団のようにふかふかした寝心地を求める方は、自動膨張式のマットを選ぶ方が多いようです。
その他、荷物を軽くしたい登山やミニマム装備のキャンプでは、エアマットやクローズドセルマットが選ばれる傾向にあります。

コットはどうしても、自動膨張マットやエアマットのようなふかふかとした感触は得られません。
より快適な寝心地を求めるのであれば、キャンプマットをキャンプベッド(コット)の上に敷いて使うのがおすすめです。
キャンプマットと組み合わせることで、クッション性と断熱性が高まり、地面から伝わる冷気や湿気がさらに軽減されます。
特に冬場は背面に冷気を感じやすいため、組み合わせるとより暖かくお休みいただけます。
併用することで、季節を問わず安定した睡眠環境を整えられ、ぐっすり安眠できるようになります。

2. キャンプベッドの種類

キャンプベッドにはいくつか種類があり、構造や寝心地、持ち運びやすさがそれぞれ異なります。
ここでは代表的なコット・エアーベッド・リクライニングベッドの特徴と選び方のポイントを解説します。

2-1. コット

コットは、折りたたみ式フレームに布地を張った簡易ベッドで、キャンプベッドの中でも最も一般的なタイプです。
地面から身体が離れるため、衛生的かつ、凹凸や小石、地面の冷えを感じにくくなる点が大きなメリットです。

テントによってはコットがテント生地に干渉し、中に入れられない場合もあるのがデメリット。
ファミリー用の大型テントなら問題なく使用できますが、ソロ用の小型テントの場合は、組立サイズの確認が必要です。

コットには、高さの低いローコットと、高めのハイコットがあります。

ローコットは小型のテントにも入れられるものが多く、収納サイズもコンパクト。
また、アルミ製で軽い物が多いので、バイクでのツーリングキャンプにも持っていきやすくなっています。
高さが低くなる分、ハイコットに比べて地面からの熱や冷気の影響を受けやすいのが難点。
エマージェンシーシートやクローズドセルマットなど、軽くて断熱効果が高いマットとの併用がおすすめです。

ハイコットは地面からの熱や冷気の影響を受けにくく、寝起きの動作もしやすくなっています。
さらに、腰かけるのにも丁度良い高さになっているので、ベンチの代わりにすることも可能です。
半面、収納サイズが大きく、小型のテントには収まらないことが多々あります。
特にフレームにスチールを使用しているものは、安定性と耐久性に優れる反面、重量もあります。
マットより重量があるものも多い為、中型~大型のテントかつ、積載に余裕のあるオートキャンプに向いています。

選ぶ際は、組み立て方式や収納サイズ、耐荷重、持ち運ぶ際の重量などをチェックするようにしましょう。
スマートフォンや眼鏡などが入れられるサイドポケット付だと、起きた時にすぐ手に取れて便利です。

2-2. エアーベッド

エアーベッドは、空気を入れて膨らませて使用するタイプのキャンプベッドです。
空気を入れるという点では、エアーマットと同じですが、登山やソロキャンプで使うようなタイプとは少し異なります。
エアーマットが厚み最大8cmほどのものが多いのに対し、エアーベッドは厚み20cm以上のものが多くなっています。
また、横幅もダブルサイズやクイーンサイズのものが殆どです。

素材は主に、PVC(塩化ビニール)やTPUといった樹脂素材です。
海やプールで使われるエアボートと同じで、水を通しにくく、防水性に優れています。
空気がしっかり入っていれば、地面の凹凸も気にならず、ふわふわ浮くような寝心地が楽しめます。
空気を抜けばコンパクトに畳めるため、コットと比較すると積載サイズも小さくなります。
電動ポンプ付きで素早く設置できるモデルもあり、車中泊やファミリーキャンプ、オートキャンプで人気です。

一方で、エアーベッドの表面や裏面にはいくつもくぼみの凸凹があり、人によっては寝返りが打ちにくい欠点もあります。
また、通気性が低く、汗や湿気をほぼ吸収しないため、熱や湿気を感じて寝苦しくなることもあります。

さらに、中に入っているのは空気の為、朝晩の気温の変化で空気圧が変わり、寝心地が変わってしまうこともあります。
パンクのリスクもあるため、あらかじめ修理キットの携行や予備のマットを用意しておくなど、対策も必要です。

2-3. リクライニングベッド

リクライニングベッドは、背もたれの角度を調整できるキャンプベッドです。
ベッドとチェアの両方の役割を兼ねることができます。
日中は背もたれを起こしてリラックスチェアとして使用可能で、足を延ばした状態で読書や焚き火鑑賞を楽しむことが出来ます。
就寝時には水平に近い角度にして簡易ベッドとして使えるため、腰への負担を減らしたい人に適しています。

フレームがしっかりしている分、重量は増えますが、そのぶん安定感が高く立ち座りもしやすい構造です。
折りたたみできるため、持ち運びは可能ですが、積載サイズは大き目になります。
リクライニング段階の細かさやロック機構の安全性などを確認して選ぶと、サイトでの滞在時間がより快適になります。

3. 初心者向けキャンプベッドの選び方

キャンプベッドは、種類や構造によって寝心地や使い勝手が大きく変わります。
快適さと扱いやすさの両方を意識しながら、自分のキャンプスタイルに合うものを選ぶことが大切です。
ここでは、初心者が失敗しにくいキャンプベッドの選び方を紹介します。

3-1. 体に合ったサイズを選ぶ

まず確認したいのは、ベッドの「長さ・幅・高さ」です。
一般的なコットの『長さ』は、180~190cmほど。
身長+10cm以上を目安に選ぶと、大人がゆったり眠れるぐらいの余裕があります。

『幅』は60cm前後が標準的なサイズです。
65~70cm以上あると寝返りも打ちやすく、寝相が気になる人も安心です。
体格の良い方は、ワイドサイズを選ぶと良いでしょう。

『高さ』はテントの天井が低い場合、ローコットやエアーベッドのような、高さが10~20cmの「ロータイプ」がおすすめ。
ロータイプは、子どもも乗り降りしやすい点もメリットです。
ハイコットなど、地面から30~40cmほどあるものなら、立ち座りもしやすく、腰への負担も軽減できます。
テントの中に入るかどうかもチェックしましょう。

自分自身のサイズや、一緒に使う家族の体格、テントのサイズを踏まえて、サイズをよく確認しましょう。

3-2. 生地・フレームなどの素材で選ぶ

コットやリクライニングベッドタイプは、布部分に軽くて乾きやすくいポリエステルやナイロンなどの合成繊維がよく使われます。
耐久性を重視するなら、厚めの生地やリップストップ生地(裂けにくい織り方)のモデルを選ぶと安心です。
通気性が気になる人は、メッシュタイプを選ぶと、夏場の蒸れを軽減できます。
エアーベッドは通気性が無いため、蒸れが気になるようであれば、コットやリクライニングベッドにしましょう。

コットやリクライニングベッドのフレームは、現在ではアルミニウムを使ったものが主流です。
アルミは軽量で錆びにくく、持ち運びやすさと耐久性のバランスに優れています。
スチール製はやや重いものの、安定感が高いモデルも多く、オートキャンプ中心の人はこちらも選択肢に入れられます。
耐荷重の数値も必ず確認し、自分の体重より余裕のあるモデルを選ぶようにしましょう。

3-3. 持ち運びやすさで選ぶ

キャンプベッドは、快適さだけでなく「どれだけ楽に運べるか」も重要です。
車からサイトまでの距離があるキャンプ場や、公共交通機関を使う場合は、収納時のサイズと重さを必ずチェックしましょう。
アルミ製のローコットなど、コンパクトに収納できて専用バッグに収まるタイプなら、持ち運びや車への積載もスムーズです。

重さの目安ですが、徒歩移動が多い場合や荷物を軽くしたい場合は、3kg前後までの軽量モデルが扱いやすいでしょう。
オートキャンプかつ、サイトのすぐ横に車を停められる場合は、多少重くても安定性や寝心地を優先してもOKです。
組み立てや収納が直感的にできるかも重要なポイントなので、購入前に構造や組み立て方法も確認しておくと、より安心です。

4. キャンプ用ベッドは普段使いできる?

キャンプ用ベッドは、あくまでも『簡易ベッド』で、携帯性や軽さを優先して設計されているため、常設には不向きです。
来客用や一時的な仮眠用としてなら普段使いも可能ですが、スプリングベッドやマットレスに比べると、体圧分散や耐久性に劣ります。
また、フレームの脚部分が細いため、フローリングなどでは傷が付きやすいのも難点です。
毎日のベッドとして長期間使うと、製品本体の劣化も進みやすく、破損が早くなることもあります。
どのメーカーも、常設利用が原因の破損、不良に関しては保証対象外としている場合が殆どですので、おすすめは出来ません。

長期間使うのであれば、やはり家屋用に作られた、しっかりしたベッドや布団を使うようにしましょう。
一時使用をする際も、脚に保護材を付けて床の傷を防ぐなど、対策を心がけましょう。

まとめ

キャンプベッドは、地面から身体を離して寝られるため、地面の凹凸や冷気・湿気の影響を減らし、テント泊の睡眠の質を高めます。
キャンプベッド(コット)の寝心地を更に上げたい場合は、キャンプマットと併用すると、自宅の寝心地により近い形にすることが可能です。

選ぶ際は、体格やテントに合うサイズ、生地・フレームなどの素材、収納サイズや重量と耐荷重をよく確認しましょう。
キャンプスタイルや利用シーンを整理し、自分に合う一台を選んでください。

キャンプでの睡眠を快適にしたい方は、ぜひ取り入れてみてください。